絶望の春、希望なき将来。そんな世界でも、君は笑っていた……。公園でうなだれる僕に声をかけたのは、イギリスからの留学生。常に元気で明るい彼女に導かれるように、僕は少しずつ色を取り戻していく。だが、この心まではなかなか取り戻せなくて……。星が輝きを失い尽くした時、未完の旋律は、時の果てで再び奏でられるのだろうか?