半ライスと称されるボリューム不足や前作からの劣化部分が目立つ作品
従来ファンから半ライスとユーザーから称されるくらい今作は上位のボリュームがかなりスカスカです。
ボリュームのカサ増しとして百竜夜行という謎タワーディフェンスがあるのですが、ストーリーを進めるのにも複数回強制されます。モンスターを狩るゲームなのにタワーディフェンスとか意味が分かりません。
妖怪をモチーフにしたモンスターデザインのせいで従来から培って来たリアリティ溢れる世界観が台無しになっています。
G級では逆に洋風チックにデザインがされており、1作品の中ですらまとまっておらず世界観がぐちゃぐちゃです。
また、操竜システムというモンスターを糸で完全に操り攻撃させる、モンハン感が破綻しているシステムまで存在しており、徹底的にリアリティが欠如しています。
大怪獣バトルがやりたくてこのゲームを買ったのではありません。
環境生物などの動きなども前作から明らかに劣化しているのもマイナスポイントです。
アクション面でもかなり出来が悪く、爽快感が売りであるはずの双剣にヒットストップが過度に掛かるので操作していて全く楽しくありません。素のモーションに関しても前作から劣化しており、ヒットストップと相まって本当に酷い出来になってます。
新要素の虫技に関しては武器格差が酷く、ブッ壊れか産廃の両極端です。虫技自体は複数ありますが選択肢はほぼ無いと言っていいです。
SEに関しても剣で斬ってる感じが無く、ボウガンも反動が皆無なので撃ってる感じがしなくてただの作業感が強いですね。
マップに関しても不必要に高低差があります。砂漠などは特に顕著で煩わしいです。その上キャンプ数が少ないので移動がかなり面倒になっています。
G級からNPCを連れていくことが出来るのですが狩の最中でもずっと喋っており、緊張感に欠けます。また、NPCを連れて行くと途中から他ユーザーは参加出来ないのも落とし穴ですね。
オンライン要素も前作から大幅に劣化しています。前作は集会所に16人まで参加出来ましたが今作は4人のみ
いつの時代のゲームなのかと思ってしまいます。
オトモは新しくガルクという移動用オトモが追加されていますが体力がない場合や状態異常になっていると呼んでも来ません。移動用に割り切るべきだったと思います。
今作の難易度は基本的に低く、素材もすぐ集まるので何度も狩りに行くことが無くなりました。カジュアルユーザーほどすぐに飽きやすいゲーム設計になっています。
総評として過去のモンハン史上で最もつまらない作品となってしまいました。